台湾ベビー関連用品市場に光 黄金の2年


2022年の台湾の新生児数は前年より10%近く少ない14万人未満となり過去最低となりましたが2023年はコロナが徐々に落ち着き始め、ベビー関連用品市場にとって利益をもたらすと予想されています。
というのも過去データによると、卯年、辰年は出生率が回復しており、国家発展委員会の出産中期人口予測によると、新生児数は2023年に5%、2024年に9%増加し、ベビー関連用品市場にとって「黄金の2年間」となることが予測されています。



トレンド1:健康第一 加水分解乳と子供向け栄養剤が求められている
ここ数年 粉ミルクは基本的な栄養を与えるだけでなく、健康増進や体力をつけることを目的とし保護者の間で人気が高まっています。
加水分解乳は主に生後 12 か月未満の新生児に使用され、1 歳で通常の粉ミルクに切り替えられていましたが今では子どもが1歳を過ぎて第3ステージに入った後も加水分解粉ミルクを買い続ける親が増えています。
これは、両親が「子どもの健康」のための投資に積極的であることを示しています。

トレンド2:忙しい両親のため便利で使い勝手の良いパンツタイプ紙おむつが登場

KANTARのおむつ市場データによると、パンツタイプおむつは、その利便性から、従来のテープ式おむつ市場に挑戦しています。 以前は、子どもが大きくなり外出時のみの使用が多かったですが、各ブランドが積極的にプロモーションを行い、より多くの保護者が日常の育児にパンツタイプおむつの利便性を受け入れ、少子化の流れに逆行して市場成長が進んでいます。

トレンド3:価格にはこだわらず質にこだわる 母子用品の平均価格は毎年6%ずつ上昇


物価高騰に対する世間の声に比べ、母子用品市場は声高に叫ばれることはありません。 各ブランドは子どもによりやさしく、両親にとって便利な商品の開発に力を注いでおり、両親は価格が上がってもお金を出して買いたいと考えているため市場価値の上昇を促しています。

乳児用紙おむつの平均単価は、昨年1年間で約6%上昇しましたが、これは両親の「優れた子育」ニーズに応えるため、ブランドの高価格帯の製品が磨きをかけ続けていることによります。
また、粉ミルクの平均単価も近年6%近く上昇していますが、これは主にメーカーの技術革新、母乳に近い新製品や特別な栄養剤などの研究開発によるものです。

KANTARによると母子用品市場にとって10年に一度のビジネスチャンスになると予想しています。
出生率低下だけでなく、子育てや利便性の追求が求められる中、粉ミルクや紙おむつオムツの使用は減少することなく増加しており、同時により高価で革新的な製品が喜んで受け入れています。人数、量、価格の面で前向きな期待が寄せられており、市場の見通しは非常に楽観的だと分析しています。


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