GFP(農林水産省が推進する日本の農林水産物・食品輸出プロジェクト)より台湾向け残留農薬基準値について案内がありました。
【台湾における残留農薬基準値(クロルピリホス)の削除について】
台湾では、2019年に、クロルピリホスの適用作物から摂取量が比較的多い一部の品目を除外し、農薬としての使用を禁止しました。
台湾では、これらの品目に対するクロルピリホスの残留農薬基準値の削除(※)を2回に分けて実施することとされており、第1段として、2021年8月18日(8月20日施行)にたまねぎやかんしょ等の品目の基準値を削除し、第2段として、2022年に、りんご、なし(西洋なしを含む)、もも、かんきつ類等の基準値削除を速やかに行う予定とされています。
(※)クロルピリホスの基準値が削除されることにより、今後は、クロルピリホスの一律基準値(青果物:0.01ppm、穀類:0.02ppm、茶:0.05ppm(台湾のクロルピリホスの検出下限値と同じ値))が適用されます。
台湾向けに青果物を輸出している事業者におかれては、上記品目を輸出する際には、予めクロルピリホスの使用の有無や残留の有無を確認いただくなどの対応をお願いいたします。
上記の内容について、農林水産省ウェブページ(※2)に掲載しておりましたが、今般、第2弾でクロルピリホスの残留農薬基準値が削除される予定の品目が新たに明らかになったため、当該ページを更新いたしました。詳細は当該ページを参照ください。
※2:https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/taiwan_chlorpyrifos.html