中時新聞網で昨年の台湾の月別クレジットカード決済額について、記事として取り上げられていたので、弊社でも少し深掘りしてみました。https://www.chinatimes.com/newspapers/20210616000125-260202?chdtv
結論からお伝えすると、2月〜5月、8月は台湾の消費力が落ちこみます。
国内感染が広がる前の2021年第一クオーターは国内消費の回復、国内旅行が好調、さらに保険料の支払いも加わり2月~3月のクレジットカード支出は過去最高を更新しました。
しかしながら1月の旧正月、4月清明節の連休に限ると、例年であれば、航空券購入や海外旅行先での利用が多く、過去最高を記録することができませんでした。
5月半ばコロナウィルス台湾国内感染が広がり、警戒レベルが第3級に引き上げられたため、多くの人が外出を控え、Stayhome を心掛けました。
それによりネットでコロナウィルス対策用品や食品を買ったり、スーパーマーケットで買いだめする人が増え、5月に使用されたクレジットカード額は約2,400億台湾ドル、2020年の同時期と比べて11.6%増加。また、感染拡大する前より、約50億台湾ドル増加しました。
使用されたクレジットカードの大部分はECサイトやスーパー、量販店などと提携している國泰世華銀行、玉山銀行、中國信託銀行、新光銀行、永豐銀行、兆豐銀行、第一銀行、彰化銀行が発行していて還元率の高いものが多く、5月の利用額は4月より1億〜5億台湾元増加しました。
一方では飲食業や観光業に影響があり、短期的な資金不足に陥った人もおり、クレジットカードのキャッシングは5月に20億台湾ドルに達し、単月としては今年最高額、4月よりも3億台湾ドル以上多く利用されました。
ちなみに台湾では日本と違い、クレジットカード会社が発行するのではなく銀行がクレジットカードを発行します。
コロナ禍におけるネットショッピングでの売上変化
食料品 +57%
生活雑貨 +47%
ペット用品 +32%
屋外スポーツ用品 -24%
化粧品 -14%
服飾品 -14%
となりました。
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