台湾卵特集第三弾 台湾の大手量販店カルフールの試み

これまで台湾の卵事情について、紹介してきました。
今回は第三弾として、台湾最大の量販店、カルフールの試みを紹介しましょう。

カルフールは「価格の安さ」をスローガンにしてきましたが、「商品価値の強調」へとシフトチェンジしてきています。

その中で近年、国際的に重視されているアニマルウェルフェアに重点を置き、2018年から「食品変革プロジェクト-Act For Food」と題したプロジェクトを推進しています。
具体的には店内にケージ飼育されていない鶏の卵エリアを設置。
2019年に平飼いや放し飼いの卵を厳選し初の自社卵ブランドの立ち上げ、2020年に自社卵ブランドの販売、プラスチックケースの廃止。
2025年以降はケージフリーの鶏の卵のみの販売、そして他社量販店に食品改革を働きかけていくと発表しました。

アニマルウェルフェアとは、動物の生活とその死に関わる環境と関連する動物の身体的・心的状態と定義され家畜を快適な環境下で飼養することにより、家畜のストレスや疾病を減らすことが重要とされています。


また、社員スタッフ研修や100店舗以上での食育活動を始めたところ、当初4%だったケージフリーの卵の販売比率が2021年には20%を超え、自社ブランドだけで73.5%を占めるまでになりました。

台湾では現在約4,300万羽の採卵鶏が飼育されていて、約81億個の卵を産みます。そのうちの85%がケージ内で飼育されています。
近年のカルフールの取り組みにより、多くの養鶏場では平飼いや放し飼いでの飼育へと切り替えています。
これにより消費者がケージフリーの卵を買いやすくなり、消費者を通じて台湾の産業をより持続可能で国際的な方向へと変えていくことが期待されています。

 

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