
台湾では、14歳以下向けの玩具を中心に、経済部標準検験局(BSMI)の管理下での検査・標識(商品検査標識)が求められます。BSMIの申請をパスしていない状況では、市場で陳列・販売することができません。
本記事では、玩具類の輸入前にやるべき準備と販売までの流れを一気にまとめまてみました。
結論:台湾向け玩具は「対象判定」→「申請/検査」→「通関」が基本
BSMI関連の手続きは、玩具が 「14歳以下向けに設計・表示・販売されるもの」 に該当するかどうかの判定が重要です。ここを曖昧にしたまま出荷すると、台湾到着後に追加資料・サンプル提出・検査になり、販売予定に間に合わない/一部SKUが販売不能になる、が起きがちです。
今回は「ぬいぐるみ」と「フィギュア」の輸入事例をもとに必要手続きを整理してみました。
① ぬいぐるみ(対象年齢14歳以下)
販売前に「低リスク玩具申請」 が必要(台湾側の指定窓口=通称「玩具中心」への申請運用)
状況により、SKUの一部を検査サンプルとして提出する可能性あり
検査に関しては破壊検査 が想定され、検査後は回収できたとしても販売できない点には注意
②フィギュア
点数に応じて検査の要不要が判断されます。判定結果が 3点以上 の場合、検査が必要となり、通関時に追加対応(追加費用・日数)が発生しやすくなります。
抜き取りで検査サンプル提出(破壊検査含む)となる可能性があり、販売用在庫が減るリスクも発生します。
フィギュア「3点以上」になりやすい典型パターン(抜粋)
・商品名・説明・取説・販促物に「玩具/ゲーム/遊具」等の文言がある
・対象年齢の表示が“全年齢扱い”に見える(表示が弱い/無い等)
・組み立て工程がある、可動・ギミックがある
・付属品に吸盤・ピン等、検査不合格要因になりやすい要素が含まれる
※最終判断は当局・運用状況で変動し得るため、出荷前に「資料セット」を揃えて判定→対策が鉄則です。
日本→台湾:玩具輸入のざっくり工程(スケジュールは“検査有無”で激変)
食品の輸入スケジュール記事と同様に、玩具も「工程の見える化」が重要です。
玩具の場合は特に、台湾到着後ではなく“出荷前”の準備で結果が決まります。
■工程フロー(概略)
1、対象判定(玩具該当性・対象年齢・カテゴリ整理)
2、商品情報・資料収集(SKU一覧、素材、パッケージ表示、取説、商品ページ等)
3、(対象の場合)販売前申請/書類判定(低リスク申請 or フィギュア判定)
4、出荷(AIR/SEA)→台湾到着
5、通関・検査(必要に応じて追加資料要求/サンプル抜き取り)
6、通関完了→納品→販売開始
■まとめ:玩具輸入は「売れる状態=申請・検査クリア」を先に作る
・ぬいぐるみ(14歳以下):販売前申請がカギ(サンプル提出・破壊検査リスクあり)
・フィギュア:出荷前に判定表で“検査寄りか”を見立て、追加対応の可能性を織り込む
どのカテゴリでも、SKU単位の資料整理が最短ルート
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