台湾にも日本同様に贈答文化があります。企業間・個人間問わず、三節(春節(旧正月)、端午節、中秋節)のタイミングでギフト商材が飛ぶように売れます。
「贈答品」に関する検索量や話題性を軸にオンライン上のパフォーマンスを分析した結果が台湾メディア/SNS分析企業(https://www.opview.com.tw/)で発表されていましたのでまとめてみました。
まず圧倒的に人気だったのが「果物のギフトボックス」。台湾で「果物」は贈答品の選択肢としては人気だと言うことがわかりました。メンツを気にする国民性が故に、贈答品で失敗したくないとの気持ちも働き、味の把握ができる果物が選ばれていると考えられます。中でも 「高級フルーツギフトセット」「輸入フルーツギフトセット」などが旧正月前のキーワード検索量としてかなり増加したのがわかりました。続いて「ケーキ」「ビスケット」などの「洋菓子・和菓子のギフト」これもニーズとして高いことがわかります。中でも台湾オリジナルの「エッグロール」は人気のようです。
また最近では「コーヒー」が選ばれることも多いようです。実用的であるだけでなく、賞味期限も長いことから、果物やお菓子と比べて安心感があるとのこと。ここで注目したいのが賞味期限。台湾消費者は超超超賞味期限を重視します。贈答品であれば尚更。貴重性を重視する傾向もありつつ、賞味期限も必ずカバーしておかなければなりません。台湾市場で贈答品需要を考えておられるのであれば是非この点ご注意いただけると良いかと思います。続いて「からすみ」や「乾物」となっていました。
贈答品人気ナンバーワンの「果物」をさらに分析してみます。
TOPはイチゴ。不動の人気です。最近は九州(特に福岡や鹿児島)産のイチゴの輸出が増えており台湾の方にも浸透しつつあります。また旧正月には、縁起の良い言葉と語呂があう果物が選ばれる傾向があります。中国語のりんごの読み方と縁起のいい中国語を絡めてりんご【平平安安】、パイナップル【好運旺旺來】といった中国語による語呂が良い商材も選ばれるための重要な要素となります。半ば強引ですが(笑)ちなみに上段の画像は旧正月で検索量の多いTOP8を示したものです。
企業間個人間の贈答品に対するニーズをうまく取り込みつつ、台湾で手に入りにくい日本のお菓子や果物を展開していくのも面白そうです。
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