今までは旧正月は必ずといっていいほど海外旅行に出かけるのが一般的だった台湾の方々ですが、コロナの影響で国内に留まることを余儀なくされています。今年の台湾のおせちの市場規模は20%増加すると予想されています。通常提供されている常温のおせち料理に加えて、冷凍のおせちも提供され始めています。
台湾のおせちの市場規模はNT $ 50億(約200億円)以上と言われています。その中で、冷凍のおせちは年平均成長率4.65%と徐々に拡大しています。2022年には、前述のとおりコロナの影響もあり、台湾のおせち関係企業にとっては商機となっています。日本酒も同様に年末から旧正月にかけて売上の増加が見込まれているとのこと。過去記事:台湾における日本酒の趨勢 https://shipeee.com/blogs/blog/9
経済省の統計によると、台湾の冷凍食品全体の年間成長率は約8%です。冷凍調理済み食品の生産額は、2015年の229.9億台湾ドル(約920億円)から2019年には285.2億台湾ドル(約1140億円)に増加しました。2020年1月から2月にかけて、外食産業の売上高の年間成長率は過去5年間で過去最低を記録しましたが、対してスーパーマーケットや量販店では生鮮食品と冷凍食品の売上が15.1%も伸びました。ファミリーマートを例にとると、2020年第1四半期の冷凍製品の売上は2019年の同時期と比較して50%増加しました。これらの冷凍・冷蔵食品の隆盛は、店舗の展示スペースの占有率の変化や展示商品アイテム数の変化からも見ることができます。出生率も日本より低く共働きが当たり前の台湾では、日本同様に核家族化の進行は加速しています。そのような環境を背景に、惣菜の需要は年々増加していっています。おせちに限らず、日本のコンビニ同様、惣菜が豊富に揃う日が目の前に来ているかも知れませんね。
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