【保存版】展示会・イベント前に間に合う?日本から台湾までの食品の輸入に必要な日数とは

近年、日本から台湾に食品を輸入するにあたり、展示会やイベント直前に「間に合わない!」というご相談が急増しています。

特に多いご相談が、以下のような内容です:

  • 試食させるだけだから中文ラベルはいらないよね?」

  • 「台湾は近いから直前に準備しても到着は大丈夫でしょ?」

  • 「ハンドキャリーしたものを当日会場で試食させるのはOK?」

実はこれ、すべてNGまたはリスクの高い判断なんです!

台湾では、食品を現地のリーガルに沿った形でサンプリング・販売するには厳格な通関・検疫手続きが必要です。
しかし、これらのプロセスは一般にはあまり知られておらず、「初めて台湾に出展する方」が見落としがちなポイントでもあります。

そのため本記事では、台湾への食品輸入に必要な全体スケジュールと各工程の目安期間をマトリックス形式でご紹介します。

台湾向け食品輸入スケジュール早見ガイド📦🇯🇵➡️🇹🇼

「展示会の直前に商品が届かない!」
「EMSで持ち込んじゃダメなの?」
そんなお悩みやお問い合わせ、実はかなり多いんです。

そこで今回は、台湾で配布・販売するための正規ルートでの食品輸入スケジュールを大公開!
ハンドキャリーやEMSではNGな理由、そして逆算すべきタイミングをざっくりカレンダー&工程表形式でまとめました。

工程 内容 所要期間 備考
① 輸入可否確認 商品URLなどから超ざっくり判断(※弊社独自サービス) 約3営業日 必須ではないが便利
② 商品規格書提出 日本語OK - 早めの準備が安心
③ サンプル発送 台湾で栄養成分検査を実施 約2週間 実サンプル必要
④ 商品規格書展開 FDAとやり取り、ラベル作成に繋がる 約2週間 メーカーのレス速度で前後あり
⑤ 中文ラベル作成 検査結果・FDA確認後 約4営業日
⑥ 輸出書類作成 インボイス・P/L作成 約1週間 発注量確定後
⑦ 物流手配 指定倉庫へ納品 約2営業日 輸出前の最終ステップ
⑧ 出荷 空輸:当日/船:7日程度 - 緊急時は空輸推奨
⑨ 通関 台湾税関での審査 約1週間 特に問題がなければスムーズ
⑩ 検疫 追加資料の提出を求められることが多い 約3週間 最大のボトルネック
⑪ 指定倉庫納品 通関・検疫完了後 - ここまできてようやく配布OK

 

🛑 注意:展示会に「EMSで送る」「直接スーツケースで持ってくる」はNG!
検疫法・食品衛生法に違反する可能性があり、展示会・イベント会場での配布や試食は原則禁止されています。

 

参考(過去記事):台湾での食品ラベルの記載注意事項🔗

 

よくあるご相談と弊社から回答

  • 「2ヶ月前に出せば間に合うでしょ?」→ 無理です!
    最低でも3ヶ月半前からご相談を!

  • 「EMSやハンドキャリーで送った商品を試食させていい?」→ 完全NGです!

  • 「弊社では今まで輸入に遅延した例はゼロ」
    → 上記スケジュールを守っていただければ、遅延事故ゼロで運用できます!

 

展示会・イベントの3ヶ月半前にはご相談を!

台湾向けの食品輸入には、通関・検疫・ラベル対応など多くのステップがあります。
展示会やイベント出展をご予定の方は、少なくとも3ヶ月半前にはご相談・準備を始めることを強くおすすめします!

※プロ目線で言えばもうちょい細かい作業があるのは理解してますが、まずは超ざっくりとでも送り主側の理解を深めていただくことが目的なのでご容赦ください🙇

食品に限らず、台湾まで輸入が必要があれば何なりとご相談ください。

ブログに戻る

Contact